先日Spencer Piccoloを買ってくれた某有名アマチュア奏者が、某協会主催のコンサートでこのPiccoloのお初デビューさせるというので、こういう業界の人たちが集まる席は超苦手なのですが、意を決してお伺いしてきました。そして実にいろんな事を発見し、同時に考えさせられるホント有意義な時間でした。

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まあ結果は!?Bb管のTaylor共々、「この人の音しか聴こえない」位のProjectionと倍音の豊かさで、別次元のクオリティーを再確認できました。目立っちゃいけない日本のクラシック界では???でしょうが、そんなものより音楽のエネルギーや伝わる力に重きを置く彼の情熱が、まんま伝わってきました!本来これが「音楽」の力なんでしょうけど、それが御法度の世界ってどうなんでしょうねえ?だって他のグループの奏者はみな眼が全く輝いてないんですよ。ソツはないけど感動もない。もっと活き活き、楽しそうに鳴らせないのかなあ??

しかも使う楽器はほぼ全員同じメーカー!日本って確か民主主義の国じゃなかったんでしたっけ?会社訪問みたいな衣装共々何か非常にGeorge Orwell的な「横一列」の恐怖を感じました。

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それと気付いたのは、Brassの演奏曲って非常に限られてるんだなあという事です。送り手側の都合重視で聴き手へのEntertainment性がなく「音楽」として全く面白くないんです。これは作曲家も去る事ながら、選曲する方もジャンルにストイックになる必要があるのかなあと疑問に思った次第です。お芸術??「Brassってこんなに表現力があってこんなに楽しいんだ!」というメッセージをもっと直に発信して欲しいと痛感致しました!

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そういえばコルネット奏者が一人もいなかった様な?皆さんもう少しこの楽器を見直してやって下さいな!こんなに表現力のある楽器が何故こんな扱いを受けているのでしょうか??ただお願いですからラッパと同じ芸風で吹くのだけはお止めくださいね。フリューゲル同様、全く家元の違う血統なんですから!でないとHollywood Moviesの「日本」の描写みたくなってしまいますので。

おっと今日はこの辺で!残りの画像は又次回ご説明いたします。特にコンステの秘蔵品とか・・・!!