前回のコラムで紹介しましたSuper Lubeへのお問い合わせを又々非常に多く頂戴しました。でしょう!やはり精密機械工業で使用されてるものはホント凄いものが一杯あるって事ですよね。
塗布方法やご使用のオイルとの相性などは今お使いの楽器のヴァルブによって違ってきますので、メールください。ご説明させていただきますので!

それにしても市場の「トランペット専用」って一体何なんでしょうね?専用ガーゼ?ブラス専用ソープ??こんなところにもメーカー主導型「刷り込み」がなされているって事でしょうか?Bull Shit !!

pollard_a

さて今回は、「英国3大巨匠」の最後の製作家、Pollard Trumpetをご紹介します!(それにしても今のBritish Brass Soundは、昔のイモ臭さや重すぎる雰囲気が払拭されてジャンル問わずに最強ですよね!!)

Peterは台湾製の安価な楽器からSterlingの各モデルに至るまで、過去に数多くのメーカーの楽器を手当たり次第に手がけてきたきましたが、最近になってやっと自己の名前を冠するオリジナルな楽器の製作に専念し始めました。「安価な楽器でも設計次第で十分使用に耐えうることを証明したかった」なんて相当自信がないと言えませんよね!

pollard_c

ご覧の様にフック、支柱などのスモール・パーツは色んな他メーカーのを使い、ベル、リードパイプやメイン管などキモとなる部分はしっかり自分で、という構成です。ヴァルブはBauerfeindですが、完全なオリジナル・スペックでの特注品を更に自分で徹底的にModefiしています。「でないと今のは全く使い物にならない」そうです!

pollard_c

音色的にはまさしく「これがBrassの音!」というPolicyそのもので、輝かしさと力強さがどのモデルにも徹底されています。頑固さが音になるとこうなる、という典型的な例です!

pollard_d

今回のは、「Lボアの本来の強烈なポテンシャルと、Clear & Brightな響きを両立」させたモデルです。Lボアと聞いただけでへたってしまう人の多い日本では、その選択肢すら与えられていないのが不思議で仕方ないですが、そんな「食わず嫌い」の方にも安心して吹いてもらえる様な「仕掛け」が随所に凝らしてあり、「最近、こんなに広いダイナミックレンジを出せる楽器なんて全くない」「ギア初段で周りは全滅!ラクだね〜」との評価は至極当然な訳です!3セットの超ハードなセクション・ワークの後でも余裕でJamできる「楽チン設計」(!?)、半信半疑のあなた、それを自分で確かめてみてくださいな。いつでもお待ちしていますから!

いつもの様に、お問い合わせやアポなどはメールでお願い致します。