今になって急にTaylor Kirinite Mpc.のオーダーが増えて、夏休み前の楽器本体を作るので手一杯のAndyが腰を抜かすほどなんですが、やっとロットが揃う本数が入ってきました。

mape_a

今までに購入して頂いた方からは、ほぼ全員その「度肝を抜かれる反応」「唇にマッピがあるのを忘れてしまう」「音量、キレ、音色など全てで真鍮を超えている」など、こちらが「そんなにいいんだ・・・!」と再確認してしまう程の反響を頂戴しているのですが、正直まああれだけ拘ったのですから当然かなと自負してみたりの状況です。

このKiriniteという素材は「高価」です。画像の様なブロックで真鍮の3〜4倍します。それを旋盤で削り出して行く訳ですが、その工程は真鍮のマッピを作る場合と全く同じです。
よく「樹脂製」というと射出成形やキャスト,モールドを連想されるでしょうが、これは無垢材削り出しです。

mape_b

そして出来上がったTop部をStainless SteelのUnderpartsとScrew Jointするのですが、一口に’ステンレス’と言っても気が遠くなるくらいの種類があります。文字通りの’Cut & Try’をこれ又「ぶっ倒れそうになるくらい」繰り返して、ようやくKiriniteと音の面でベストなマッチングの素材を選び出した訳です!

文字にまとめると淡々としていますが、これはホントのToughな道のりでした。プロトの数を見ても膨大な数です。(その一部をAndy、ちゃっかり処分価格で販売してますよ!まあ経費も相当なもんだったですからね。)

そんな経緯で誕生しましたこのKiriniteですが、こればっかしは幾らこちらがほざいた所で実際にふいて頂かないとその凄さはご理解頂けないと思います。一番のお気に入りの楽器で試してみてください。

mape_c

唯ひとつだけお伝えしておかないといけないのは、S口径には#2カップを作っていないという点です。「最小最浅」カルトの方々には恐縮なんですがAndyの頑固なポリシーですのでご容赦ください。特注ラインではもちろんお受けしますので!

ご注文、お問い合わせはいつもの様に、メールでお願い致します。