今日は以前にもご紹介したHybrid BellのChicagoの画像を他の角度でもっと!と海外からもメールでリクエストされましたので、iphoneの画像で恐縮ながら数点アップします。

Chicago_Hybrid_Bell_a

とにかくパッと見てなんか凄くキレイでしょ!ウンチク云々よりも先ず見てて「美しいなあ」なんて見とれてしまうんです。

Chicago_Hybrid_Bell_b

3番スライド先端部のヒサシ(?)もメイン管のそれに合わせてたり、Bellの仕様に合わせてフィンガー・ボタンまでYellow Brass & CopperのHybridにしたりで、ちょっとした「遊び」と「拘り」が何とも楽しいんです!
「粋」なんですよ!!

Chicago_Hybrid_Bell_c

そして実はその裏には遊びと同時に「考え抜かれた上での技と仕掛け」が隠されてるんです。例えばこの6角形のリードパイプもデザインはもとよりですが、この部分からの振動の逃げを徹底して抑えてるんです。何故って6角形にの中に円を書いてもらえば、ねっ!!各頂点にくる部分が厚くなって円まんまより厚みと強度が稼げるのに、ぶっとい円型で作るのよりも重くなら無いという訳です!

Chicago_Hybrid_Bell_d

それにしても日本では楽器に「遊び心」は御法度なんでしょうかねえ?ベルの縁やバネ一本でもこれ見よがしに宣伝するのに出来上がったものは「野暮」の極致みたいなシロモノでしょ!?

Chicago_Hybrid_Bell_e

「遊び心」って結局「余裕」ですよね。作る側にも演奏する側にも「余裕」って本当に必要なファクターだと思うんですよ!それが「音楽」にとっても非常に大事なものなんじゃないんでしょうか?