前回予告させて頂いたコレが届きましたので今回はコレのご紹介です。

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実はコレ、C管なんです!で、Bb管としても「オマケでなく完全に独立した使えるBb管」としても機能する様に散々プロトのやり取りを行って来ましたが、その結晶がコレです!!

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ホルンやトロンボーンではもはや「当たり前」の存在であるConvertible Styleもことトランペットでは悉く失敗に終わっていたのはご存知の通りです。唯一「マシ」だったのが、抜き差し感やベルを取り替えてしまうStyleですが、これは吹奏感や音色が完全に「ベツモノ」になってしまうのと、演奏中の変更が不可能であるという致命的な欠点がありました。「結局中途半端」な「コンバチもの」でしかなかった訳です。

そこで「鳴り」「サウンド」「音量」そして「イントネーション」など全ての点で問題となるファクターを一つ一つBlindfold Testを繰り返しながら潰し込んで行った訳です。その結果、画像からもお判りの通り、ベルもリードパイプも通常の’Chicago Mdl.’のものとは全く違うものに作り替えねばなりませんでした。そしてそれら数え切れない程の改良点はこのモデルの中にその全てが注ぎ込まれています!

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「こんなに滑らかに切り替えられるなんて」「妥協の産物だった今までのC管の理想型であり完成型」「キーがどうのよりも、この楽器そのものに一体感がある」等々のコメントを頂ける結果となりました!

実はその秘密のひとつは画像に堂々と写っています!さて、それがどれかも含めてご自分で確かめてみてください。いつもの様にご自分の最愛の楽器を持って!

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古くはあのフリューゲルホルンですら「あんな楽器はJazzでは使えないし使わない」なんて惨々だったとはCTの弁!C, D, Eb,G 等々、これほどに種類が揃っているのにも関らず「クラシック奏者の専用」として、それも一部の曲でしか使われる事の無いその名も「特殊管」の世界!Jazzでもその可能性を広めてやろうというPioneerはどなたかいませんか?世界は「教科書にのってる事」だけではないんですけどねえ???