Mr. McGowanから連絡が来て「遂に来るべき時が来たよ」と言われてから2週間近くが経過しましたが、未だに信じられないし信じたくもありません。
Funeralへ、と言われても行けばそれが厳然たる事実であるのを受け入れなければならない訳で、今到底そんな勇気はありません。

Clark Terryという存在は私には余りにも大きなものです。

何か心の中の大きな部分がポッカリと空いてしまった様な。

CTが最後に来日した時、朝一で「店に行くぞ!」と当時の白金の都ホテルから連絡が来て、デカいワンボックスのタクシーで迎えに行き、「思ってたよりいい店だ」と褒めてくれたあの日からもう20年近くが経過してるんですね。お気に入りの「サラシナ」の蕎麦食べたり、Root BeerとDr. Pepperの違いを熱弁してくれたり、ジャイアンツのキャップを探しに行ったり、リハもそこそこに数年振りに会ったCTはとても80近くとは思えない程でした!

CT

彼から教わった事は無限にあります。それらはこのコラムでその都度紹介して行ければと思いますが、今はとにかくCTの演奏を聴いて下さい!その限りにおいて彼は今も生きているのです、というかそう信じたいのです。

CTAIBUM

そしてCTが伝えてくれた無尽蔵の優しさを感じ取ってください!彼はそれを徹底してやり遂げた偉大な数少ない人間であり真の意味での芸術家だったと私は思います。今もそしてこれからも永遠に。

CT_OSCAR