デビューが7月ですから約2ヶ月経過しましたが、これほど多くの方から支持して頂けるとは予想外でした。本当に有り難う御座います。

Ivan氏の「良心」ともいうべき価格設定と全く妥協の無いセッティング、そして何よりもそのサウンドが支持して頂けた所以だと思います。



「Bachのコピーにはもう飽きた」人達にとってこの70年代丸出しのツクリとサウンドは新鮮なのかもしれません。まさに70年代にどっぷり浸かっていた我々の同世代にとっても最近の「ライト& Mボア至上主義」のあの鼻にかかった様な「四畳半」的サウンドにはもう完全に食傷気味。あの時代のゴリッとした「骨太」なサウンドの楽器が全く市場から消えてしまったのは非常に寂しいものでした。



往年のConnやKing、そしてCallicchioなどに確かにあった強烈な個性と骨太感。このJaegerはまさしくそのサウンドなんです!

このバルブ部を見ても判る通り、上下キャップは共にケーシングの内部にネジきりしてあります。その為に上下のその部分の厚みと重量を稼げる訳です。又上下のキャップも同様に通常よりも肉厚で重い。



現在ほとんどのメーカーは外側にネジきりしてあり、その部分は非常に薄くなって、よくあるのはネジきりの刃を最後に当ててしまって円形ではなく歪になったりしてますよね。

まあそんな、ある意味においては「旧式」な「時間と費用のかかる」製作方法をずっと続けて来たIvan氏の作品、それがJaeger Trumpetなんです。

さあて今回のマッピはBlack & Hillの5CでPink Gold/Satin Silver仕上げ。思えばこのブランドも実に「骨太」なブランドだったですよね。