この商売やってると当然内外の色んな製作家や業者から営業の案内が来る訳さ。で、大抵は「こちらではこれだけ売れてるんだから買え」と。そこで日本で売る為には日本の顧客に合った仕様に変えて欲しいと言うと、即金が欲しい連中は音信不通となる訳。でもそんな中にも、「やってみるよ」とばかりにプロトの交換を真剣にやってくれる連中もいるんだよね!



このHarrelsonもそんな連中のひとりで、当初は血気盛んというか、オドロオドロしい過剰なデザインの「全部のせ」みたいなのを作りまくっていたけど、髪の毛も短髪にしてよりシンプルに物事を極める年齢となり、ようやく彼のセオリーを具現化したものが出来てきた。



で、今回の告知は画像の2モデル。基本モデルは同じでパイプやベル、キャップ類まですべてをこちらの要求でセットアップしてくれる事になった。



彼の持論、Standing Wave Efficiency (SWE)はまさに振動による定在波を如何に効率よく音にするか。要するに「如何に楽ちんにラッパを演奏出来るか」「入り口からのエネルギーを如何にすれば全く損ねること無く音にかえられるのか」ってことな訳!



ま、とにかくマッピをPlug Inすれば一発でしょ!先ずその反応の速さと音量の豊かさに腰抜かしてちょうだいな!!70年代の初めまでは間違いなくあったアメリカ製トランペットのあのパワーを先ず感じて欲しい!!


Weberと色々やって、ようやく完成した現モデルともまさに同じコンセプトである彼の作るトランペットは、まさにアメリカ!欧州との「色」の違いを自分の好みで選んでくれれば良いってことさ。