Kanstul #1070が又届いたぞ!これってCG奏法の人限定だと思ってる人も多いけど、とんでもねえ!これほどパワーがあってしかも軽やかで、そしてペラペラしないDenseのあるサウンドをもったアメリカのパツラってホント少ないと思う。



世の中なんでも「エコブーム」!パツラのエコ奏法にエコ製造、これはこれで結構だけど、なんかシミッタレてしまってて全然面白くないんだよな。みんな同じ音で同じフレーズ、持ってる楽器も同じだもんね!俺はコレだ!と言うのが怖いのかねえ。全く個性が無いんだわ。熱いのがいねえんだわ。ま、それが「今」だと言われりゃそれまでなんだけど。



話変わって、Lester Bowie。知ってる人も少なくなったとは思うけど、あのA.E.C.のパツラで「音楽は科学」という信念のもといつも「白衣」着てステージに上がる人。惜しくも亡くなってしまったけど、彼がずっと愛していた相棒がこれと同タイプのパツラなのはご存知の通り。この人はパツラを完全に知り尽くしてるし、そのサウンドたるやなんでここまで色んな色合いや温度感、空気感を表現できるのかと腰が抜ける程!



Great Pretenderってアルバムがあるんだけど、このプラターズの名曲がこんなに豊かでMojo溢れるものだったのかと感動してしまう、一度聴いてみれば?「音楽は科学」という割にEmotion一発!実はこの人、音楽を、「描く」「色をのせる」という作業を本能的に瞬時にやりながら作り上げていくタイプのMiles, Beckなんて人達と同類だと思うんだよね。頭の中を真っ白にして聴いてみな。同時に如何にこの楽器を自分の「声」として一体化してしまっているかが判るから!



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