年明け早々の到着はWeberのStyle4。もう細かくスペックを話すまでもない程に、細部まで完璧な仕上がり!「吹けば即決!」の秘密は一体どこにあるんだろうねえ??

そもそも現在の既存メーカーのトランペットってFrench Bessonの完コピから始まってるのはご存知の通りだけど、80年以上、いや大方100年も前の設計から基本的に何も変わっていないのはホント驚異でしょ。

老舗ブランドのほとんど全てが、多少の「重箱の隅」的な化粧直しはあるにせよ全く同じなんだよね。これだけ「音楽」そのものが変化しているのに一世紀前の設計で賄おうって言うんだから恐ろしい。

同時にそれに合わせるマッピが当時どういう代物であったかなんて点もホント誰も考えていないと思うんだよね。一世紀前の楽器とマッピのマッチングがどんなものだったのか、この辺は勉強する価値大!

当時どういう音楽があって、その為に何故こういう設計がそれぞれになされたのかが本当によく解るからね。なのに何時の頃からか、マッピと楽器は全くバラバラに設計されて販売されて、又論じられてる訳。

そんな所を踏まえた上で、2011年の現在に於ける「トランペット」に求められるものは何か?なんてNHKの特集みたいな事をたまには考えてみれば「今」が見えてくると思うんだけどなあ。

ここでその答えを全て明記することはあえてしないけど、一度その奏法も含めてじっくり見直してみるのは凄く大事なこと!周りや情報の押しつけに洗脳される前にね。

でもそのうちの一点だけを紹介すると、それは写真の世界にも言えること。つまり「フォーマットの大きさ」なんだよね! カメラやレンズ、そしてフイルムなど写真器材全般は時代に伴って相当な「進化」をしてきた訳だけど、35o版と4X5版の仕上がり見ればその情報量の差は一目瞭然でしょ。

それは今のデジタルでも同じで例えば「原寸大」のCCDが如何に凄い結果を生むものかは誰の眼にも明らかな訳。

でもそれは「入り口」であるレンズの性能に大きく左右されてしまうんだよね。光をどれだけ正確に素子へ伝達できるかにかかってるってこと。

それはパツラにとってはまさに「奏者」の問題になってくる訳さ!正確かつ十分な信号を入り口で伝えてやりさえすれば、写真の進化した機材が驚く様なビジュアルを提供してくれる様に、最高の結果が出せるってこと。

逆にその信号が貧弱だと・・・・・??
ま、そういうことさ!

その辺は又ゆっくりお話しますよ、店頭でね。今日は画像を眺めてちょうだいな!