ストックリストに告知していたWeber Custom Flugelは、又も一瞬!画像だけの紹介になってしまい恐縮ながら、まあこの完成された美しいフォルムをじっくり鑑賞してくんなまし! 前回のと同じVoicingながら更に柔らかさと厚みのあるサウンドに向けてTune Upしたこのモデル、もはや究極でしょ。



でもFlugel Hornという楽器はパツラの様なハッタリが効かないだけに、そのプレーヤーの「歌心」のあるなしがモロに出てしまうんだよね。試奏の時、メロをまんま吹いただけでも聴き手であるこちらに「あーいいなあっ」て感動を与えてしまう様な「歌」の唄える人、これはプロもアマも、またキャリアが長いの短いのなんて全く関係ない訳さ。一音の重さっていうか凄さをどれだけ大切にしているかって事だと思う。



今回のオーナー、まさに「歌心」の塊みたいな人で、その方ともそんな話をしてた訳だけど、カメラのコラムに紹介したBilly Cobham氏、彼もまさに同様の考えを持っていた。「音にStoryのない奴が多すぎる」っていう一言は沁みた!彼もおなじく「写真と音楽は非常に似ている」、というか「根底にあるものは全く同じ」という持論の持主。



音でも画像でも「まさに今だ!」っていう瞬間が「常に」あるのに、ほとんどのCameraman(Player)はそれを見(聴き)逃してしまってるって思う。それを的確に捉えられてこそ「写真家」であり「音楽家」なんだよね。 「歌」即ち「Story」、それを表現して感動を伝えてくれるレベルになれば今の「音楽」ももっともっと「力」を持ってくると思うんだけどなあ!