連日の驚異的な酷暑でバテてる人も多いと思うけど、今年は世界中が異常な暑さ!とっとと涼しい国へ移動して長い休暇中のWeber,Gerdt両氏もやがて秋になりヴァケーション・シーズンも終わるといきなり新作がドカッと入ってくるんだからいい気なもんだよねえ。

さて今回は、Weberのオーダー品を紹介してみよう。このモデル、画像では少し判りにくいかもしれないけど通常のモデルと少しヴァルブの配置が変わってる訳。1番と2番のスライドが近接してるでしょ。これが息の流れにかなり影響してくるんだよね。それとメイン管の支柱をプレートにしてリードパイプのシェイプがちょっとタイトになっている。ベルも口径135ミリにして細身のテーパーでGB仕様。

こうくると大体サウンドが見えてくると思うけど、Style1やStyle2と違って相当にシャープな響きと立ち上がりの速さが特徴のモデルに仕上がっている訳。
しかし中低音域の厚みや太さはいつものWeber Soundをキープしてるところが「楽器」としての完成度の高さ!

まるで駅のスピーカーの音みたいな中低音をカットしたトレブリー・サウンドが主流(?)だけど、ここが「音楽するため」には大きな違いになるんだよな。ハッタリ一発のプレーヤーにはムリ!