先日、ずーっと以前にオーダーしていた某B社の特注マッピが上がってきた。ところが2本全く同じ仕様でオーダーしたのにシャンクのテーパーが全然違うんだコレが!マッピのケツから見ても全く径が違ってる。だからデカい方はレシーバーの中の途中で止まっちまって入り口付近は浮いたまんま。よって「カックンカックン状態」な訳。でデカい方をシャンク削ってと思ったもののシャンクのエンドが極薄なんでこれ以上削れない!ところが皮肉なことに大体こんな時には、この「問題児」がメチャクチャ鳴ったりするもんで、結局このオーダーした人は「力ずくでねじ込んで使うよ・・・」と相成った次第。

みんなヒョイヒョイとマッピを替えたりしてるけど、レシーバーとのフィッティングはホント要注意!なるべく接地面が大きい方がいいに決まってるけど、あまりに完全に合ってると今度は抜けなくなってしまう。リードパイプとのギャップを考えつつベストなポジションに加工するしかないんだけど、このマッピは他の楽器には又合わなくなってしまう訳さ。大体同じメーカーのですらバラバラなんだからね。しかも楽器もマッピもメーカーごとにテーパーが全く違う。だからウチのGerdtもWeberもこのポイントには強烈シビアで、だからこそ各テーパー毎のAdjusting Partsがタンマリ用 意してある訳。

結局、通常のケースでは個々の楽器ごとにマッピを各々「専用」としてセットアップするのがベスト。もしくは楽器のレシーバーを愛用のマッピに合わせて加工するかだけど、これは相当の「覚悟」が必要になってくる。ヘタするとその楽器がジャンクになり果ててしまう可能性もあるからね。しかもマッピは他のに替えられない。
とにかくこの「入り口」でイントネーションや抵抗感、デッドポイントなどあらゆるファクターが決定されてしまう訳だから、もう少し神経質になった方がいいと思う訳さ。メーカーもプレーヤーもね。