桜も咲いてやっと新モノが続々到着し始めた!とりあえずは夏季休暇までに何本作れるかってところ。ストレス溜まるぜ。
んでその一発目がGerdt Custom Cornet !これも色々やったんだわ。



先ずブロンズとコパーのベルで其々作ってみたんだけど、サウンドが柔らかくなり過ぎて音像の輪郭もピシッとしない。コルネットってフリューゲルみたく甘過ぎてもダメだし、かと言ってパツラみたく辛口でも困るという実にデリケートなポジショニングだけにVoicingには一苦労。で、そんなら2枚取りベルの先端だけをブロンズにしてみたらってんでやってみたらコレが大正解!Royal Operaの本番で指揮者から絶賛されたらしく、本人も自信の作となり、 厚みと締まりとエッジが理想的にフォーカスしたって訳。お後はマッピのレシーバー内に「スウェーデン鋼」のネバリと反発性を活かしてちょいと工夫した点。御存知の通りコルネットのマッピはとにかく選択枝がないうえに、シャンクの太さや形状もてんでバラバラ。



そこで柔軟性のあるレシーバーの受けをセットしたんだけど、最初は少々キツめにセットしてあるので、ギュッとタイトにネジ込んでくれれば後は「スウェーデン鋼」の本領発揮で完全に一体化する。コレが又チモキイイのことよ!あとの変更点としては各連携管とベル・エンドのテーパーと径を変えた。ま、そんなところかな。



で吹いてみれば?といつもの通り。Stress Freenaな吹奏感と最上の Voicingは一発で判るから!
でもホントにコルネット・プレーヤーがもっともっと増えて欲しいと思うよな。今なんか凄く影が薄い存在だけど、こと旋律を唄わせることにかけては最適かつ最高の楽器なのにねえ。パツラとフリューゲルの間でなんとも中途半端って言う人もいるけど、反対に言えばどちらもこなせてしまうゴイスな奴なんだからね!でもホント、そろそろハッタリ屋はいいから、モノホンのソリストが出てきてもいいんじゃない??!唄一発で泣かせてくれよ、ホント!!