第1回目は創業以来のお客様で、実に深〜いHassyへの愛情を持ち続けている方です。伊佐氏の心の透明感がそのまま作品にも滲み出てる所が凄いと思います。

ではどうぞ!

〜僕のHASSELBLAD〜

あるときはスペースシャトルで宇宙に飛び
月の様子を鮮明に記録し、またあるときはじっと待って野鳥の息づかいをも写しとる。言ってみればなんでもよく写すことができる優秀な道具(カメラ)、それがHASSELBLADです。

その素晴らしさは挙げればキリがないほど。「写真」を撮ろうとする思考と動作に「これでもか!」というくらいに様々なアイテムとアイディアで何でも応えてくれ、こちらがやりたいことを全部叶えてくれるところも魅力です。

でも。とにかく一番心を奪われるのは"あの"「ファインダーの中の世界」です。
HASSELBLADについて何も知らなくても、ファインダーを上から覗き込んだときのあの画(え)を見てしまったら必ずや目を見開くことになるでしょう。
その"一度見てしまった美しい世界"を何度も見たくて今日もファインダーを覗いてはレリーズを切る行為を続けてしまうのです。

たしかに写真は"写れば"良いのです。がしかし!何というか、やはり「気持ちよく写真を撮る」ことがとても大切な気がします。
写真にはその時の思いや気分、温度感に空気感まで、嫌でも写り込んでしまいます。その道具を使って気持ちよく(優越感に浸りながら)写真を撮ったら、それはもう良し悪しなど関係なく自分にとってかけがえのない「作品」になっていることでしょう。

だからこそ、やっぱり見た目が「綺麗」に越したことはないですし、ストレスなく使える「動作が完璧」なカメラが良し!となるわけです。
そんな状態のHASSELBLADを一度使ったら、写真を撮る行為や意味すら大きく変わってくることと思います。

 

プロフィール ******************

伊佐 寛

1973年生まれ 新潟県出身
普段はヘアデザイナーとして自身のサロンを運営しています。
写真は人物から海や山といった自然まで、なんでも自分の感覚に触れたものにはできるだけシャッターを切ります。フォーマットも35mm〜大判(4×5)までいろいろ。要するにカメラという道具が好きなのです。
なかでもHASSELBLADは一番長く愛用している、自分にとって手放せないカメラ。機械としての使う楽しさ、ファインダー越しに映る"あの"世界に魅了され続けています。

インスタグラム / hiroshi.isa
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