やっと涼しくなってきた気もするけどまだまだ油断できない今日この頃ですが、今から準備とばかりに毎年この時期になると急に問い合わせが増える訳です。

「キットの価格を教えて欲しい」とかが中でも一番多いのですが、これはホントその時の元のキットがいくらか、また修理調整にいくらかかったかで全然違ってくるので一概に言えないのをご理解下さいな。

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例えば今あるこれだと、スクリーン交換型の500Cで、レンズ+ボディ+マガジンの3点を完全オーバーホールしてから3つのバランスを整えて、シャッターフラップに別珍を貼って内面反射対応もして、¥250,000-!!
 
これが高いと思う人は、どうぞ巷で3点がバラバラの状態で部分修理しかしていないキットを購入してください。それでもこのキレイさだと最低でも¥150,000-以上はするでしょうけど。て言うかこのクラスのは国内にはあり得ない!理由は簡単で、日々のネットや各業者さんへの問い合わせ電話、そして常連諸氏からの情報で、国内のいいので自分が欲しいと思ったモノは全て買ってますから!

「巻き上げがキーキーいう」「露出が合わない」「無限遠が出ない」「ピンが来ない」「コマ間がバラバラ」「スローが止まる」「セルフが効かない」などなどはご自分で片付けてください!

ところで問題なのは、このレベルのキレイさを更に上回るものを探してくれと言われた時が正直一番困ってしまう訳!

当然そんな「どミント」なものは価格は急に跳ね上がるからこちらも実際に現物確認して余程キレイで絶対にレストアすれば絶好調になり得ると思えるものでないと仕入れないけどね。

それに一体いつ発見できるのかも判らない!だから「いつまでに」と言われても皆目見当がつかないのであります。

しかし前回もコラムに書いた通り、それでも長い間待ってくださる方がいらっしゃる訳で、これは絶対に満足してもらうものを探すぞ!となるよねー。

そう、こういうカメラ屋との接し方なんですよ、トビキリのを入手するコツは!いかにカメラ屋を「その気にさせるか」なんです。

メールで価格を確認するだけでなく、実際の現物を操作して、そのカメラ屋のオヤジにそのレストアのポイントを訊いてみるとかね。そんなコミニュケーションなしでは値切ることすらできないでしょ!?

Amazon的な買い物方法では、そのモノしか買えないけど、実際はそのモノに付随する知識や情報がホントはもっと大事な気がするんだけどねえ。少なくともキットを右手でレリーズする人とかは減るんじゃない??