この画像みて、白と黒のカラー以外に両者の違いが判りますか?

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そう、靴べらみたいな形の部分の幅が違うでしょう。幅の大きいのが500CM中後期以降のもの。狭いのは初期型。なので「これ500Cの初期型!」とか言って見せびらかせてるのに幅広のや、ひどいのになるとルーペが丸レンズのを平気で付けてるのは大恥かくのでやめた方がいいと思う訳!

いきなり何の話?と思うでしょうが、自称「ハッセル使い」の人は、せめてこの程度の「基本的な知識」は最低限持ち合わせていて欲しいと思う訳ですよ!知らないのは恥でなくて、知ったかぶりこそが恥なんだから。

というのもマガジンのセッッティングやレンズの取り外し、巻き上げ時とレリーズ時のタイミング、X接点のキープ、などなど山ほどある細かな操作の基本もしっかり体で憶えておかないと、「ありえない」故障やダメージを愛機に与えてしまうからね!しかもそんな状態のを修理に出しても、ただでさえパーツが枯渇しているのが現状だけに、「修理不能」となって戻ってくる事も少なくないから。

インスタ始めてから海外のカメラマンから直接メールをもらう事が多くなったんだけど、彼らは扱い方は結構ラフなのに、そういう基本にはすごく忠実なのには驚かされるんだよね、ホント!自分の機械の事はちゃんと知り尽くしてるし、その上でしっかりそのルールを守ってる訳。だから「ジョイントの金具が折れた」「ギアがバカになってる」「レンズの連結部軸折れ」なんて「ありえない重症」は非常に稀って訳さ!

よくネットで御託並べてる「シッタカブリスト(?)」もホントに解ってるんならいいけど、それよりもまわりの実際に撮影している人から実践的なホントの事を教わる方がずっと早道だと思うけどね!

話は変わるけど、インスタに載っける画像は「宿題」分なのでアシカラズ!捜索願いをもらってた人のだからね。そんで渡す際にお願いして「勇姿」を撮らせてもらったもの。「あれ売ってくれ」とメールが結構届くんだけど、前回のコラムに書いた通りフリーな店頭在庫は驚異的に少ないのです!クランクやフォーカシングフードの辻褄の合わない「寄せ集め」をオリジナルとして売るなんてねえ!?

● 最後に告知を一つ!Guest Columnの伊佐氏が個展を開くそうです。作品内容は会場で見るまでヒミツ!ネタバレ禁止だからね!!

詳細は以下の通りです。

中判フィルムで撮影され引き伸ばされた写真はどこかエネルギーを放っています。もしかしたら50年前のカメラやレンズから放たれる特別な何かがあるのかも知れませんね。

ぜひご覧いただけましたら幸いです。

2018年9月12日(水)〜
火曜定休 11時〜19時
Overland Gallery
150-0001 渋谷区神宮前4-23-2 HARAJUKU-TERRACE101
03-6804-3868