今日は久々に腰が抜ける程のアイテムが2件届いたのでその紹介!

最初はこの60ミリのf:5.6だ!外観は50過ぎにしては肌艶も良いしスカッとしてるけど、それより驚いたのはレンズのコンディション。



とにかくこの頃のは、80ミリの6枚玉も同様、500C誕生と共にデビューしてるから、とにかくバルサム切れが多い。そりゃ仕方無いんだけどね。
それにレンズの側部の黒塗りが剥げて丸く縁取りがあったりするのがほとんどだけど、これも致し方無し。「写りに関係ありません」ってやつ。



ところが「以前カビ取りしました」の跡がアリアリだったり、「ネクタイで拭いてました」的拭きキズとかもほぼ100%の確率であったりする。この辺は写りに出るから要注意。



今回のはその一連のやっかいな点がほとんどゼロ!!Hassy始めて以来こんなの初めて見たよ。

もう一つは個人的にイチオシのクロ鏡胴にNonT*のエレメントが入ったSWC!方々に頼んでると来るわ来るわの今年で3台目!



SWCは'73年にT*が組み込まれる様になって黒い鏡胴になった訳だけど、補修用にNonT*のエレメントがクラスターで相当数確保してあったらしい。
で'73年前後に組み込まれたSWCの一部にこのHybrid仕様(?)なのが存在するんだけど、こいつがいいのよ!



シロ鏡胴時代のSWCは、使ってると巻き上げやレリーズにまだ何となく「未消化」な所があったりするんだけど、この時代は作る方も手慣れたもの。
Hasselblad社は昔から「ひっそり」と機能や仕様をグレードアップしてくれてるし、又それを大げさに発表したりしないところがいいやね。

しかも決め手はNonT*の描写!白黒のグラデーションは空前絶後だし、カラーで撮ってもその自然で透明感のある発色にはウットリでしょ!

今回のも当然、「ワイパーキズ」のないスッキリ無傷エレメントのもの!

以上、いつもの様にメールでお早めに!