この間まで「猛暑日」が続いて「過去最高」とかやってたのに、いきなり「紅葉始まる」じゃホント体がついて行かないよね。ま、撮影には絶好の季節到来だけど。

さて、今回はこの50ミリのディスタゴン。どうよ、又えらいベッピンさんが到着したでしょ!鏡胴もエレメントもこんなに美しいのはホントめっきりなくなってきたよね。
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ところで50ミリって「これくたー」諸氏には60ミリにばかり興味が集まってる様だけど、実際に「撮る」人は50ファンが圧倒的に多いんだよね。
まさに「定番」の定番たる所以があってね、以前私も60の御三家(5.6、4.0、3.5)を集中して使ってみた時期もあったんだけど、結局50に戻ってしまった訳。

60の場合どうしても80のニオイがして、50で撮れるものが60だと何となく80寄りの「ちーと望遠??」って感じで、結局後ろへ一歩後退しないと入らないことが多い。
なら80と50でいいじゃん、となる訳。80の方がずっとコンパクトだしね。

要するに60は「ちょい広めの標準レンズ」であって、「広角」としては「中途半端」な焦点距離に感じてしまうんだわ。

一方、よくある「50は重い」なんてのは250と同じで鏡胴をホールドすれば解決する。でも60は手に余る。
又、描写も50の「スッカラカーン!?」としたヌケの良さと、寄っても恐ろしくゆがみの少ない「勤勉実直さ」の二つを兼ね備えた二重人格的魅力に較べて、
60はなんとなく「無理してるなあ」的NHKのバラエティーみたいな描写で、なんとなく顔がひきつる。

で、私的エコヒイキ炸裂で私は50が好き。但しこれは「天ぷら定食」と「天丼」のどっちが好きか、と全く同じであくまで私の私的見地なのであしからず。