いやあ大変に御無沙汰して失礼!遅まきながら今年もよろしくお願い致します。
ここんところ「放出品」が結構多く出回っていて以前ほど「品薄」ではなくなってきたのは嬉しいところ。買ってはみたけど、って人がここのところの「大不況」もあって手放してるんだろうけど、ある意味「淘汰」されてるんだからいいんじゃない?
「私はコレクターではないので・・・」とか言って電話してくる人に限って、実はバリバリのコレクターだった!なんてケースも少なくなって純粋にハッシーとのShootingを真剣に取り組んでる人が多くなってきたみたい。以前の様にポンプ式だのスクリーン交換型の500Cだの、果ては白鏡胴の60ミリだの「知識」と「見栄」だけでピンぼけ写真を連発する「所有欲」一発のオヤジも絶滅危惧状態だしね。それに1ミリのキズを人生最大の問題と考える「ありんこ野郎」もホントいなくなってきたし!

ホンマモンのHassy Freakが被写体と真摯に接してるのって、こちらもある意味近寄りがたい「崇高」な感じがする。被写体とガチで接しながら、それをどう捉えるのか、どう表現するのかを考えていく。その為にどのレンズ?どのセッティング?フィルムは?なんて追い込んで追い込んで撮られた一枚の写真は、一発で脳幹直撃!心のど真ん中に突き刺さってくるんだよね!「音楽」「絵画」「陶芸」「演劇」など全てにおいて同じだと思うけど、「写真」は買ったその日にもうそんなのが「撮れてしまう」可能性があるってところが凄いと思うんだよね。「音楽」なんて「楽器」の演奏技術の習得にはある意味一生かかるんだけど、「写真」はもっと対象にダイレクトかつ純粋に切り込めるのかもしれない。もちろんプロのように「毎回同じレベルの結果」を出せる訳でないかもしれない。けどそういう人って確実に「何か」を掴んでるんだよね。カメラそのものが興味の終着駅である連中が絶対体験できない全く次元の違う「何か」をね!

さて今月はこのクロの500CMセット。入院中につき参考画像で失礼! 70年代CMのクロでハゲの無いこのレベルのはホント無いよね。