段々暑くなってきて、この夏又も「猛暑」になりそな気配・・・!撮影にはくれぐれも水分補給をお忘れなく。
で、今回はCレンズのあの「赤い指標」について。あれが何の為にあるのか余り知られてないし、積極的に活用してる人もあんまりいないみたいなので、その有難い「御利益」について少々。
あれは何となくオマケの飾りみたいで、何となく「大丈夫かよ・・・」てな存在だけど、実は相当正確な「被写界深度のスケール」な訳。御存知の通りハッシーのレンズは「ライトバリュー」の値で露出値が指示され、同一露出値の場合はシャッター速度と絞りの表示リングがロックされる。そのロック状態でリングを廻すと露出値は全て同じなのは誰もが知る所。そこでこのアカミミズの出番なんだわさ!一方を無限にセットしてもう一方が何メートル(フィート)を示してるかをみて、その範囲内は被写界深度でイケるな、と判断し、後はボケを活かすかパンにするかは「あなた次第」な訳。これって「解っとるわい」という人が多いけど実際の現場じゃ興奮の余りその存在すら忘れさられてるケースが多い。絞り込んで、スクリーンに映る真っ暗けっけの心霊画像の様なのを必死こいて確認するのもいいけど、このアカミミズの方がずっと簡単なんだけどね。
それにしてもこのアカミミズはエライと思わない?このシステムを機械式で実現してるなんてまさにアナログの極致でしょ!
ああ、そうだ!シャッター速度表示リングのグリーン文字の部分だけど、「125秒が出ない」とか言う人が年に数人出没するので言っときますが、これはあくまでライトバリューの組み合わせの中での指標であって機械式で125秒なんて出まへん!Bの位置にセットして時計の秒針と相談してくんなまし。
ともあれ、こんな所ひとつとってみても「機械式」という制約の中で、各所のカラクリが実によく考えられてるんだなあと感動する訳ですよ、ハッシーには!ユーザーに対しての親切な発信は有難く受け取って使いこなしてやりましょうや!
さて、今週のバケモノは箱入りのパート2!前回のと同じくシロのT*付き500CMのほぼ新品!ビスもシールディングされてたというシロモノ!あとこれのブラックのも来た!でもこんなの数年振りだけどね。