またまた月日は流れ、「更新しやがれ!」のメールも多く頂戴して恐縮至極!とにかくこの夏の気合の入り過ぎた暑さに完全に打ちのめされ、写真撮ってるどころじゃなかった訳・・・。やっとこ秋の気配が感じられる今日この頃、ハッシー・フリークのオンシーズン到来!てな訳で久々にコラムを更新させてもらいやす。



この腰の抜けるほどヘタクソな写真はSWCのクロ。現地のおっさんが「こんなん出ましたけど・・・」とばかりに送ってくれた画像。手前の毛ぐらい取ってから撮影すりゃいいのに、と思う反面このSWCのハンサムぶりに驚いた次第。SWC/Mも同様のがあるって言うので早速仕入!修理・調整からの退院後はまたこのコラムで見せびらかせ致しやすんで、よろしく。
でも、ことライカではクロのペイントは天文学的価格で取引されてるのに、我らがハッセルブラッドでは何故かシロの方に人気が集まってるんだよねこれが。でもどうよこのハンサム加減!過去の画像(500CM)も参考までに見て欲しいんだけど、何とも迫力ある雰囲気と独特の手触りなどツルピカのシロ(クローム仕上げ)のとは全く違う「景色」でござんしょ!



よく「剥げるからダメだ」とか言う人が多いんだけど、人間だって「禿げ」るんだから別にいいんじゃないの?「ライカみたいに地金の真鍮が出るのはカッコイイけど・・・」と地金のクロームが出てるハッシーをけなす人もいるけど、使い込んだ証の「剥げ」は、金だろうが銀だろうがやっぱカッコイイと思う。「男はUsedがいい!」ってCMのコピーじゃないけど、丁寧に使い込んだハッシーは財産だと思うんだよね。最近一部のコレクター諸氏から、「外観のリフィニッシュができないか」なんてよく問い合わせて来たりするけど、それは全くナンセンス。その人の次の世代が、たとえばライカみたく「どピンクのM3」なんてシロモノをみたらどう思うと思う?とにかく臆せずバンバン使いましょうや。「歳相応」、これが正統派ハッシー道の作法であり礼儀だあね!