今回は箱について。
画像1は何故か人気の500Cのスクリーン交換可能タイプの箱。見てお判りの通り”M”のシールが貼ってあるでしょ。もともとの500Cの箱を決して無駄にはしないこの精神!これぞハッセル魂!穴あきボディの500C、先シロの100ミリも、はたまたクロ鏡胴のノンTも全てこのやり方。残ったパーツを決して無駄にしないスウェーデンの合理的な考え方!この考え方がハッセルのあの究極に無駄のないデザインに繋がっていく訳。



画像2はその後の500CMのもので、いわば「500C改」がまんまモデル名になってしまった証!?そのネーミングがまた味気なくていいでしょ。



画像3はフレームが「めんたまツナガリ」になってからのもの。これみよがしの派手さは「大量生産品」の証。よくコンサートでピアノの横っ腹にでっかくメーカー名が描いてあるのと同じ。余談ながら、よく真新しいコートの袖口に「カシミア」とかのタグを付けたまんまで銀ブラしてるオトーさん、あれは外すもんでっせ!



とまあ、化粧箱ひとつとってもその製品のクオリティーが判ってしまうというお話でした。