今日はウチには珍しく(?)フリーの御三家が揃ったので、そのお披露目から。
120シロ、60クロ、そして100先シロのノンTと来たもんだ!とにかくこの3レンズは予約が最も多い人気機種で、こちらもブツ集めに最も苦労する手合いだ。
120はとにかく「これ一本!」って熟練カメラマンが多く、逆に市場にでるのは使い倒してボコボコのが多い。初期型は最小絞りが32まででその後45までになったがエレメントの構成は変わっていない。ハッシー・フリーク禁断の書Richard Nordin のSystem Compendiumにも「本書中のほとんどの写真はこれで撮った」とある様に御大もぞっこんのレンズだ。カラーではありのままの発色を教えてくれるし、白黒ではグレーのグラデーションが強烈に見事!僭越ながら私めも前玉キズだらけのを定番にして撮りまくってる次第。
さて60だが、やたらシロのf5.6やf4のリクエストが多いけど、ただでも個体数が少ないのに、ご無事なモノを発見するなんてのは至難の業。まだクロの方がヒットしやすいので、どうしても60でなきゃという人にはこちらがオススメ。言っときますけどCレンズ時代に3回もモデルチェンジしてるのは60だけ!推して知るべしでしょ!
そして100。こいつはいわば「NHKシルクロード」的描写。砂埃でゲホゲホ状態の砂漠もこれで撮るといとも美しき叙情的風景となってしまう必殺レンズだ。120の「7時のニュース」的ありのまま描写とは好対照のまさに優等生。80とも焦点距離が近いので、なんとなく買うには勇気が必要だけど、とにかく叙情派は是非一度使ってみるべき存在。
てな訳で紹介したものの、個々の味を見極めるのはあくまで自分。あくまでご参考まで・・・