今回は旧型マガジンについて。
よく500C系にマッチングしないとの話を聞きますが、確認してほしいのはマガジンの接合面左上の小さな穴。旧型の初期モノはここに小さなロッドがはまってて1000Fなどのボディ右上のロッドが巻き上げ時にそれを押し込む、という構造になっていた訳で、500C以降のモノにはそれが無い。だから2枚目以降がスリップしてしまって撮影不可能となるわけです。シリアルでT以降のモノはほとんど問題ないですが、C時代のは要チェックです。

それにしてもなんで昔のマガジンがいまだに根強いファンを抱えてるかというと、構造上非常に使いやすいからです。しかもパーツの数も現在のとは比較にならないし、実に凝ったツクリなのです。初期のなんか前にも書いたとおり、かみ合わせの1枚目を感知するようにギアの歯の1本目がプヨプヨとバネ式になってたりするわけ!!こんな事はもはや現在ではありえない話で、シャーシの厚みは言うに及ばず、まさしく「便所の100ワット」してたのです!モノづくりへの凄みを感じる時代なのですよ。確かにフィルムを窓から覗いて1出しするのは面倒だけど、12のマガジンさえ1個あれば220フィルムも使用できるし・・・。おっと、これはウラワザなので今回はここで終了。